枯れた技術の水平思考

世の中わからないことだらけだ.少し確かなことは検証をしたことだけ

大学院への飛び入学を目指します

先日誕生日を迎えてそのタイミングで決意を新たにした…わけではないのですが,タイミングとして良く,周囲へ説明も兼ねて記事にしておこうと思います.

そして成果が上がらずともその結果を受け入れるための準備でもあります.

背景

自分はソフトウェアエンジニアとして仕事をしており,研究開発に携わらせていただくこともあるものの,自分が学士を持っていないことにコンプレックスを感じていました.

そこで,去年より放送大学に入学し社会人学生として学士の取得を目指していました.

しかしその一方で,社会人というのは非常に1日の多くの時間を業務に費やす必要がありました. 私は専門業務型裁量労働制というその中では比較的自由が効く勤務形態ではあったものの,それであっても学士の取得までには非常に長い年月がかかることが想定される日々でした.

その中で放送大学での授業の取り組みをアウトプットしていたところ,私のコンピューターサイエンスの知識と経験があれば大学院への飛び入学が可能なのではというお話を頂いていました.

大学院修士課程には学士を持たない人であっても,学士を持っている人と同等かそれ以上であれば入学できる制度があります.

飛び入学について:文部科学省

大学院入学試験の前に学士,もしくはそれ以上に相当すると認めてもらう審査をうける必要がありますが,制度上は可能です.

目指すにあたって

自分にはいくつかのR&Dやいわゆる業務でのソフトウェア開発に携わった経験があり,入学資格審査や入学試験にあたっては実績として主張できるでしょう.

しかし,一方で学術研究とは離れた環境で過ごしてきており,自身が学士を持っている人と同等に研究ができると証明するものは一つもありません.

そのため入学資格審査までにある程度研究への適正を示すため,学術研究としての成果のアウトプットを行います.

より具体的には査読はありませんが,情報処理学会 第82回全国大会での発表に向けて論文を書いています.

www.ipsj.or.jp

なぜこの話を今アウトプットしたのか?

冒頭における飛び入学のお話を頂いた方からの強いサポートもあり,なんとか論文の形にはなりそうなため今日時点でこの記事を書いています.

なぜ成果が出ていない段階でこのアウトプットをしようと思ったのかを以下に書いておきます.

次の大学院入試の入学資格審査や入学試験に通らないということは大いに有り得る結果として認識しています.

しかし一方で,その結果に妥協しそこで自分自身を偽って「仕方のないことだと」自分に言い聞かせかねないとも感じており,もしそうなったときにも現実と向き合うためにこの記事をブログにアウトプットしました.

仮に次の入学資格審査や入学試験に通らずとも,来年再来年とその時の自分がチャレンジし続けられればいいなと.